JR線路近接工事

JR西日本管内の線路に近接して作業を行う場合は、建設工事公衆災害防止対策要綱、及び労働安全衛生規則などに基づき
営業線近接工事保安関係標準示方書に準じて作業を行う事となります。

 

施工基面より5.0m以内、もしくは施工基面より高い場所ではのり面幅 α+5.0mの範囲で作業を行う場合は線路に近接する範囲なります。

この図ではのり面の場合ですが、線路の橋脚などの直下で作業する場合もこの範囲であれば近接工事となります。

最寄りのJR保線区の担当者にお問い合わせ下さい

線路に近接して重機械を使用したり・枠組み足場の組立などを行う場合

JR線路近接工事の範囲

線路に近接する範囲

線路に近接する範囲

 

バックホウやクレーン、ポンプ車などの重機械を線路近くで使用する場合は、その高さ+5.0mを足した

範囲が線路に近接する範囲となります。

高さが10mと仮定したばあい、10m+5mで線路端より15m離れた場所までが線路に近接する範囲となります。

枠組み足場を線路近くで組む場合は、枠組み足場が倒壊した場合を想定して枠組み足場の高さが10mの場合、

10m+5mで線路から15m離れた範囲に枠組み足場を設置する場合は、線路に近接する工事となります。

線路近接協議の流れ

 

JR西日本の担当する箇所の保線区に連絡

JR和歌山支社は、和歌山保線区と田辺保線区に分かれています
繁忙期は、最低でも施工予定日の1ヶ月前位から準備を始められることをおすすめします
和歌山保線区(和歌山駅構内) 0734-22-1009
田辺保線区 (紀伊田辺駅構内)0739-22-0859

必要な書類を準備して覚書を作成する

覚書表紙、発注者情報、件名、工期、工程、位置図、設計図書、使用機械、施工箇所写真等

JR保線区担当者と近接協議を行い、覚書を取り交わす

JR保線区担当者と現場立会  (必要に応じて)

線路にかなり近接していたり線路内に立入る必要があったり、高圧線の側や

近くに信号ケーブルなどが通っている場合は現場立会が必要になる場合があります

電線等防護 (高圧線との離隔が無い場合等に必要に応じて)

高圧線 6600Vの場合 高圧線との離隔が1.2m以上取れない場合は

事故防止の為に高圧線の防護が必要になる場合があります

その場合は、施工日まで2~3ヶ月の余裕を見ておいた方がいい場合があります

覚書一般の取り交わし(弊社にて雛形作成可能)

覚書の取り交わしが完了したら、覚書(一般)を取り交わす必要が有ります

発注者を明記して、発注者の捺印が必要 発注者の捺印に時間がかかる場合は
その期間を考慮して工程を考えて下さい施工開始の1週間前をメドに
取り交わしが完了している必要があります

JR保線区担当者と施工打合せの取り交わし

工事管理者が行う業務です、詳しくは工事管理者の欄を参照下さい
 

保安要員の配置(工事管理者・列車見張員等)

基本の組み合わせは、工事管理者 1名 列車見張員 1名です
(大きな駅構内での作業の場合は、列車見張員が複数必要になる場合があります。)

工事施工

線路のすぐ近くの場所(線路から2~3m)で作業する場合に線路と道路が柵垣等で仕切られていなければ、
施工箇所に鉄ピンを2m間隔で打ってトラロープを張ります (1.5mの鉄ピンを使用する)
 1本 千円程度 そこに蛍光ピンクのリボンを巻き付けます
(鉄ピンは、出来れば黄色に塗装されたものが望ましい)

踏切等の近くで作業を行う場合は、踏切が鳴った時に踏切内に道具を置き忘れないように注意して下さい

障害物検知装置が設置されてる踏切だと、踏切が鳴り始めたときに赤外線センサーに反応して

列車の信号が赤に変わって、最悪の場合は列車が停止してしまいます

障害物検知装置は、赤外線を発射してその反射を検知します

それが遮られると、信号が赤に変わり列車を停止させます

その他に、線路のレール同士が金属でつなげらると、短絡を起こし信号が赤に変わり

列車が停止しますので、ワイヤーなど金物を線路内で引っ張る時は注意して下さい

工事完了

JR担当者へ終了報告

工事管理者の業務の詳細は、工事管理者の欄でご確認下さい